コーン氏の辞任はあるも株式市場は冷静さを保つ
3月7日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 24,801ドル(-82)
・S&P500 2,726.8ポイント(-1.3)
・ナスダック 7,396.6ポイント(+24.6)
7日はダウ平均とS&P500は下落の一方で
ナスダック指数は上昇し、まちまちの展開。
昨日の取引き終了後、国家経済会議コーン議長の辞任が明らかになり
経済運営の要を失うトランプ政権に対し、株式市場は失望。
しかしながらコーン議長の辞任が明らかになってから
時間が経ってからの取引となった株式市場は
ダウ平均で一時300ドル以上下落する場面はあったものの
最終的には82ドル安と落ち着きを見せました。
そして、VIXは意外にも下落しました。
また原油価格(WTI)も一時60ドル台にまで下落したものの
ダウ平均の戻りとともに上昇し、61ドル台で取引を終了。
ダウ平均の値動きは不調ですが
ナスダック指数は堅調で、ダウ平均採用銘柄でも
ハイテク銘柄がこれまで堅調に推移しています。
ダウ平均とナスダック指数の乖離が目立ち始めていますが
これまでのパターンの場合、いずれかのタイミングで乖離が
修正されます。
米政権の混乱が続きますが、ダウ平均とナスダック指数の乖離が
どのような形で修正されるか
今後に注目したいと思います。