一旦落ち着きを見せた市場だが更なる波乱の芽が
3月6日(火)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 24,884ドル(+9)
・S&P500 2,728.1ポイント(+7.1)
・ナスダック 7,372.0ポイント(+41.3)
6日は昨日同様3指数揃って上昇したものの
全体的に小動きの展開。
ただしナスダック指数は+41.3ポイントと
着実な上昇を見せました。
トランプ政権による貿易制限政策が市場を揺らしていますが
韓国と北朝鮮の首脳会談決定や
それを受けての北朝鮮非核化への期待から
市場心理は落ち着きを見せることになりました。
ただし北朝鮮問題は、一時的な市場テーマとはなりえても
貿易問題のような普遍的テーマとはなりえず
上値を追うような展開には至らず。
また原油(WTI)、金、ドルインデックスといった周辺市場も
落ち着いた値動きを見せました。
6日は落ち着きを見せた米国市場ですが
波乱が発生したのは、取引終了後。
トランプ政権の経済の司令塔コーン国家経済会議委員長の
辞任が報じられました。
減税案をまとめ上げた功労者ですが
トランプ政権は経済政策の要を失うことになり
貿易摩擦問題など、今後更に迷走する可能性が高いと言えます。
コーン氏の辞任の影響が、株式市場にどのような影響を与えるか
7日の値動きに注目したいと思います。