米中貿易摩擦への懸念後退で大幅高
4月10日(火)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 24,408ドル(+428)
・S&P500 2,656.8ポイント(+43.7)
・ナスダック 7,094.3ポイント(+143.9)
10日は3指数揃って大幅な上昇
ナスダック指数は、7,000ポイントを回復しました。
米中貿易摩擦問題を巡り乱高下する米国株式市場ですが
日本時間に中国の習近平国家主席が
国内市場の更なる開放を明言。
米中貿易摩擦解消への期待感が広がり
株式市場には買い安心感が広がりました。
ダウ平均採用銘柄で見ると、下落が1銘柄のみと全面高の展開。
上昇率1位ボーイング(+3.83%)、2位キャタピラー(+3.50%)
となり、貿易摩擦問題で乱高下する銘柄の
上昇が目立つ結果となりました。
また原油価格(WTI)も上昇し65ドルを回復。
中東でシリア情勢の悪化を背景に
トランプ政権の介入が報じられており
原油が買われることになりました。
65-66ドルが1月から続く高値圏であり
以後の原油価格の値動きには注意が必要です。
米中貿易摩擦に加え、シリア問題が
金融市場のテーマとして浮上しつつあります。
金融市場への直接的な影響は少ないものの
原油価格上昇で既に間接的な影響は生じています。
今後はシリア情勢にも注目しつつ
市場をフォローしたいと思います。