台湾TSMCの業績見通しがハイテク銘柄を揺らす
4月19日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 24,664ドル(-83)
・S&P500 2,693.1ポイント(-15.5)
・ナスダック 7,238.0ポイント(-57.1)
19日は3指数揃っての下落、しかしいずれの
指数も大幅下落という水準には至っていません。
台湾の半導体製造大手TSMCが業績に対し慎重な見通しを示したことから
半導体需要への先行き不安が広がり
ハイテク株に対する不安感が台頭。
ダウ平均採用銘柄の下落率でも
2位アップル(-2.83%)
3位インテル(-2.59%)
となりました。
アップルはTSMCの大口顧客、インテルは半導体銘柄の本命ということで
半導体が相場のテーマとなった一日となりました。
一方で足元で米国債金利の上昇が続いており
金融機関の収益増を見越して
金融株が買われる展開ともなりました。
一旦米国市場は株式市場の値動きが止まっていますが
欧州市場も同様。
ドイツ、イギリス市場共に2月の戻り高値の水準で
値動きを止めています。
株式市場は次の値動きの契機を探っている状況と言えます。
株価を動かすファンダメンタル要因がなければ
米国企業の決算で個別株の値動きが生じる状況が継続の見込みです。
上昇を続ける米国債の金利動向にも注意しながら
次の値動きが生じるのを待ちたいと思います。