政治戦略の違い
最近は、海外の目立つニュースの方が多くて
株式市場としては、あまり面白いネタがありません。
テレビ番組は、相変わらずの森友学園の話題で
この話、いつまで引きずるんだ?という印象です。
今日のニュースで個人的に目を引いたのが
日本とマレーシアでの政治判断の違いです。
日本橋近くの首都高速の老朽化と景観のため
この区間を地下化するという話が
復活するというニュースとして上がっていました。
工事費用としては、5000億円を下回るように
再度検討されるようですが
巨額の資金が、ここに投入されることになります。
その中で、同じ日にマレーシアでは
マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画を
中止するという計画を出しています。
予算規模としては、170億ドルくらいと言われていて
日本橋のに比べると、こっちの方が高いですが
工事区間が400kmですから、距離が全然違います。
公費を使った投資をどうするかは政治判断ですが
日本は新規投資を決め、マレーシアはやるといっていたのを
中止するという計画になっており
対局に映ったニュースが面白く思いました。
マレーシアは、政府が変わって財政再建に躍起で
まずは不要不急の支出を減らして
財政再建を立て直したという考えです。
日本も、財政健全化は必要ですが
どちらかというと、公共投資は景気を刺激する上で大事という考え。
何を優先するかの違いで、戦略の違いが明確に出てきます。
マレーシアは、日本と比べると圧倒的な後進国ですが
戦略とか見ていると、なかなか賢いなぁと思います。
その上で、消費税とか廃止しちゃうんですから
国民からしてみても、目の前の節税でメリットが見えた方が
嬉しいんじゃないでしょうかね。
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