ナスダック指数上昇の一方でダウ平均は7連敗
・ダウ平均 24,657ドル(-42)
・S&P500 2,767.3ポイント(+4.7)
・ナスダック 7,781.5ポイント(+55.9)
20日はダウ平均は下落の一方で
S&P500とナスダック指数は上昇。
ダウ平均の下落が止まらず7連敗となりましたが
ナスダック指数の回復力の強さが目立ちます。
米中貿易摩擦に関して動きはないものの
市場は警戒感を緩めていません。
そんな中でFRBパウエル議長が経済フォーラムで
今後の継続的な利上げについて積極的な姿勢を改めて表明。
市場にとっては既知のニュースではありましたが
市場のムードが後ろ向きの中で、更に買いスタンスが
取りにくい1日となりました。
ダウ平均採用銘柄の上昇率を見ると
1位マイクロソフト(+1.00%)
2位インテル(+1.00%)
となりナスダック指数の上昇もあり
ハイテク株の強さが鮮明です。
周辺市場では金価格が2日続けて
直近の安値を更新しています。
VIX指数は依然低水準に位置していますが
金価格も下落方向に動き始めています。
ただしリスクオンという市場の状態ではありません。
ナスダック指数の回復力に比べ
ダウ平均が7連敗となり、市場の変調シグナルと
なりうる可能性が生じています。
ダウ平均とナスダック指数の値動きの関連性についても
今後注意を払いたいと思います。