中国への追加関税浮上に加えアルゼンチンペソが下落
・ダウ平均 25,986ドル(-137)
・S&P500 2,901.1ポイント(-12.9)
・ナスダック 8,088.3ポイント(-21.3)
30日はそれまでの上昇が一転し
3指数揃っての下落。
ダウ平均は100ドル以上の下落を見せる等
昨日の上昇分を上回る下落となりました。
各指数ともに4連騰しており、利益確定の売りが
出やすい環境下、米中貿易摩擦問題で
トランプ大統領が来週2000億ドル相当の
追加関税を発動を支持すると報じられ
市場のムードは一気に冷え込むことになりました。
また小康状態を保っていたアルゼンチン及び
トルコで、再び通貨が売られる事態がスタート。
新興国市場に不透明感が漂いドルが
買われることになりました。
よって投資家は積極的にリスクの取れる
1日となりませんでした。
ダウ平均採用銘柄の下落率1位は
キャタピラー(-1.97%)が登場し
再び貿易摩擦銘柄が下落を牽引。
一方で上昇したのは5銘柄のみと全面安となりましたが
アップルは上昇率1位(+0.92%)に踏みとどまりました。
周辺市場ではこの所上昇が続いている
原油価格(WTI)が本日も上昇し、70ドル台に到達。
ただしその後すぐに売られ、再び69ドル台に
後退しており、今後の方向性は引き続き要注意です。
本日の下落が単なる戻しとなるのか、貿易摩擦問題に
加えて新興国の状況もフォローしながら、見守りたいと思います。