数字のマジック
ちょっと前の記事なのですが
取り上げようと思っていたのがあるので、取り上げてみます。
「3メガバンクの投信、4割の客が損失 2割台の銀行も」
というタイトルの記事になります。
https://www.asahi.com/articles/ASL945KGLL94ULFA01K.html
この記事の内容を見て、どのように感じたでしょうか?
個人的には、記事にメディアの悪意を感じる内容で
読者をミスリードしかねないと思っています。
4割の客が損失とあるので
銀行から投資信託を買った人が
すごく損をしているようなイメージを植え付けられます。
逆に言えば、6割の人が儲かっているということで
投資の基本的なところから考えれば
当たっている投資信託だと思います。
投資信託は、管理手数料が割と高くかかりますので
純粋な投資損益だけでは見る事はできないので
手数料を差し引いて6割の人がプラスなのであれば
なかなかではないかと思います。
まあ、実際投資信託の中身が全く分かりませんが
ここ数年は、日経平均株価も世界の株価も上昇基調で
ある程度の長期投資であれば、マイナスになる要素は
実はそんなにはありません。
それを考えると、4割の人が損をしているというのを
どのように評価したら良いのかは難しいのですが。
結局のところ、この記事だけでは
詳細が全く分からないので評価する事はできないのですが
それにも関わらず、この記事は色んな意味で
記事を読んだ人をミスリードする内容だと思います。
感じた内容も、人それぞれなのではないでしょうか?
メディアの発する情報は、よくこういった誤解を生むことがあり
情報を取る事が、逆に悪になることもあります。
間違った認識をしないように
情報の取り扱いには十分に気をつけたい物ですね。
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