吉野家牛丼値上げ インフレの波
今日の投資コラムは、ニュースから取り上げてみます。
牛丼の吉野家が、17日から値上げすると発表しています。
並盛り価格が、300円から380円へと値上げされ
なんと80円も一気に値段がアップします!!
これだけ値上げすると、インフレどこの騒ぎではありません。
ファーストフードは、デフレの象徴的なお店でした。
牛丼の値下げ競争、マクドナルドなどのバーガーチェーンも同じく
デフレで、どんどん価格が値下がりする中で
安くて良いものをという精神で、値下げを主導してきました。
しかし、昨今の円安による材料費の高騰や
人件費の上昇などを受けて、ついに値上げに動きます。
その値上げ幅も、牛丼並盛りで一気に80円ですから
かなりインパクトのある値上げになります。
今回の吉野家の値上げは、非常に象徴的です。
今まで、できるだけ安く提供しようと努力していた企業も
そろそろ限界に来ているということでしょう。
着実にインフレの波が来ていて、待ったなしです。
為替の動きが激しいように、値上げ幅も大きくなっています。
ところで、日銀のインフレ目標は、2%という数字を目指していますが
この牛丼の価格の上昇だけを見ると、2%どころではありません。
300円が380円ですから、26%もの値上げになります。
もちろん、全ての物の値段が、こんなに上昇する訳ではないですが
牛丼という、象徴的なものが値上げすることによって
今後の経済への影響が気になるところです。
日銀は、インフレにするために、金融緩和の舵を切ったわけですが
こうした急激なインフレをコントロールすることができるのか。
身近なところから、経済の変化が生まれてくるかも知れないので
日々の生活の中で、インフレを体感しておく事が大事です。
日本に行ったら、最後の格安牛丼でも食べようかなぁ。
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