株式投資は「ゼロサムゲーム」か
株式投資は「ゼロサムゲーム」か?
この質問は、投資をする上で、良く出てくる質問の一つです。
結論から言えば、株式投資は、ゼロサムではありません。
FXや先物取引とは違って、株式投資には、ある特徴があります。
それは「期限」の概念によると思います。
例えば、100万円持っている人が3人いたとします。
この3人で、株式のやり取りをしている限りでは
常にゼロサムゲームになってしまいます。
株価が上昇しても、3人の資産合計は常に300万円。
そういう状態になってしまうのです。
ところが、株式市場には、長期保有という概念があります。
短期トレードを繰り返すだけであれば
株式市場もゼロサムゲームになってしまうのですが
企業価値増大を目指して、長期保有して投資する人がいます。
こうした長期保有する人がいると
含み益が発生して、結果として株式市場の時価総額が増えます。
これが、資本主義の経済仕組みそのものです。
企業が利益をあげることで、株価が増大し
株主が持っている株券の資産価値が増大する。
それで、経済が発展して、世の中に出回るお金が増えていく。
もし、世の中が常にゼロサムゲームなのであれば
世の中をめぐるお金が、全く増えることはないはずです。
しかし、融資や株式市場が拡大することによって
世の中をまわるお金が増えていくのです。
世の中の経済は、拡大を続けています。
その一助になっているのが、株式市場の仕組みです。
株式投資をギャンブルと同じ位置づけにする人もいますが
経済拡大において、大事な要素だと思います。
ギャンブルだと思う人がいるからこそ、
何となく後ろめたい気持ちがあるのではないでしょうか。
子供達には、お金や経済についての教育をしてあげたいと思ってますが
日本は金融リテラシーが低いこともあって
大人が正しい認識を持てていないことが多いです。
正しい知識をつけて、真実を伝えてあげたいと思っています。
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