決算発表期のサヤの動き
サヤ取りは、相場の影響を受けにくい投資方法です。
例えば、リーマンショックのような突然の大暴落があっても
大きく損失を被る事がないばかりか、時にはプラスの収益にもなる
不思議な投資術であります。
基本的に、相場の全体の影響は受けにくいのですが
一番影響を受けるのが、決算期です。
個別銘柄の組み合わせでペアを作っている以上が
相場全体の影響は受けないまでも
個別銘柄の影響は、どうしても出てしまいます。
例えば、ペアを組んでいる銘柄の片方に材料があった場合は
同業種であれば、ある程度は連想が働く場合もありますが
無傷では済まない場合もあります。
異業種の場合だと、もうサヤが大きく動く可能性も高まります。
昔は、それほど企業業績も大きく変わりが無く
決算期も動くといっても、それほど気にする必要はなかったのですが
ここ最近は、急激な為替の動きや世界経済の変動の影響で
企業決算の振れ幅が大きくなっています。
それだけ、経済が活性化しているということなのですが
サヤにとっては、天敵の動きです。
でも、そんなに心配する必要はありません。
決算期は、サヤは上下に動きやすいので、ペアの結果が出るのが早まります。
しかし、必ずしもマイナスの結果だけをもたらすのではなく
プラスの結果で、早まることも当然のことながらあるわけです。
結局のところは、長い目で見れば、ペアの結果が出るのは早まりますが
損益としては、所詮五分五分の結果に持ち込まれるだけで
回転が速まっただけになります。
結果が出るのは早くなりますが、気にせずに取り組んで行きましょう。
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