スピードか品質か
三菱重工の国産ジェット旅客機のMRJが
約2年くらい納期を遅らせることを発表しています。
2018年半ばの予定だったものが、2020年半ばに延期です。
これまでも、度々納期を変更しており、これで5回目の延期。
最初は、2013年納品の予定だったので、新しい計画でも
既に7年も遅れることになります。
今日の投資コラムは、MRJのネタから取り上げてみます。
私もビジネスをやっていて思いますが
マーケットに出すスピードと、品質とのバランスは
常に悩まされるところです。
完璧な商品を作ってから販売しようと思うと
いくら時間があっても足りないですし
先行投資にかかる必要も、とてもじゃないですが足りません。
ビジネスはスピード勝負だと思っているので
今回のMRJの話を聞くと、つくずく感じるところがあります。
一般的な商品であれば、ある程度品質を妥協しても良いのでしょうが
絶対的な安全が求められる飛行機という商品ですから
妥協するのが難しい商品なのでしょう。
取り組む前から、相当リスクの高い投資になることは
明らかだったのではないかと思います。
しかも、ここまで相当な投資をしていますので
ここで諦める訳にもいかないというものあるでしょう。
常に投資したものを回収すると考えるので
今回の延期を決めた際も、追加の投資と今後のリターンを考えて
まだ継続すべきという判断になったのだと思います。
投資してばっかりで、回収があまりに遅くなると
投資としては、やはり失敗に。
完璧を求めるのはもちろんなのですが
スピード第一で、徐々に品質を良くしていくという
投資回収を重視する考え方が大事なのかなと思います。
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