大台の攻防

日経平均株価は、20,000円ちょうどくらいの水準で
今日は落ち着く水準になっています。

株の動きや板を見ていると
キリの良い数字のところに何らかの抵抗があり
この数字を超えられるかの攻防があります。

今の日経平均で言えば、20,000円を死守できるか
20,000円を割り込んでしまって
逆に20,000円が頭になってくるのかという
トレンドを大きく左右する別れ目になります。

日経平均の場合はあくまで指数なので
先物主導での動きで左右される場合もありますが
多少は大台は意識されるも大きは影響しません。

しかし、個別株の場合は別で
より大台が意識される動きになってきます。

個別銘柄だと顕著に分かるのは
大台のところの板が、普通よりも分厚くなって
キリの良い数字のところに、指値を入れるからです。

このキリの良い数字が、支えになるか、フタになるかで
相場の流れが変わることもあります。

もっとも、この大きな板も一瞬で食われると
勢いがあると見られて、一気に動きも変わってくるので
板が厚いと動きが鈍くなるどころか
実際には、板の厚い方向に動く事の方が多くあるので
これまた株式投資の面白いところです。

最近、板を見る時間は減ってしまいましたが
板の動きを見ると、その向こうにいる人の動きや
心理的なものが見えてくるので、非常に面白いです。

キリの良い大台の数字の時に、どう動くのか。
この動きだけでも分析すると、色々応用が利くと思います。

2019年1月7日

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