逆相関の飲食業界
サヤ取りの基本的な手法は
同じような値動きをしている銘柄を見つけて
そのサヤを取りに行くために、空売りと買いを入れて
そのサヤを抜きに行くのが王道の方法です。
サヤ取りの考え方は、今後も何も変わることはありません。
ただし、昨今のニュースを見ていると
同じ値動き=同業種と考えるのは、非常に危険です。
その点を十分考慮しておく必要があります。
直近のニュースでは、牛丼の吉野家ホールディングスが
業績の下方修正を発表しています。
最終損益が、これまでの予想の11億円の赤字から
58億円の赤字へと大幅な下方修正を発表しています。
慢性的な赤字体制が続いてしまっているようで
かなりピンチな状態になっていると思います。
そして、にぎり寿司の小僧寿しは
債務超過に陥ったことが明らかになっています。
先日もお伝えした鳥貴族も
最終損益が赤字転落となっています。
飲食業界は、非常に出入りが早い業界ですが
勢いのある業種もあれば、下火になる業種もあります。
単に同じ飲食という業界だけでは
くくることは難しくて、特に大きく差が出ます。
厳密に行けば、飲食業界だけに限らず
どの業種でも、時代の流れについて行けているか
迅速に変化ができているかどうかで
業績に大きな差が出てくると思います。
サヤ取りといえども、ある程度全体の流れや
個別のトレンドについても考慮する必要があります。
もっとも、業績があまり違う銘柄は
相関性が高い数字では出てこないので
機械的に作業する分には問題ないと思いますが
ツールを使わずに、感覚で銘柄を選ぶ場合には注意が必要ですね。
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