消費税10%への増税は必要か?
もう少しすると、消費税の10%へのアップをするかどうか
判断を迫られる時期になってきています。
国民の間でも、議論が広がってきていますが
総じると、やはり消費税増税は止めて欲しいという意見が大半です。
むしろ、5%に戻して欲しいという意見も多く見られます。
今日のコラムは、ちょっと真面目に、財政と消費税について
考えて見たいと思います。
そもそも、何故消費税を上げる必要があるのか?という目的ですが
毎年増え続ける社会保障に対する財源を確保するため
というのが建前になっています。
建前といいつつも、確かに日本は少子高齢化が進み
高齢者を支えるために財源が必要なのは確かです。
また、日本のプライマリーバランスを改善するために
日本の消費税増税は国際公約にもなっています。
膨れあがった負債は、もはや日本だけの問題ではありません。
いずれにしても、「何かしらの財源が必要」というのは
確かなところではないかと思います。
結局のところ、財源をどうやって増やすか?がポイントなのです。
消費税増税というのは、一つの方法に過ぎません。
個人的には、消費税増税だけに頼る施策では
いずれ限界がくると思います。
10%に上げたところで、まだ恒久財源としては不足すると言われており
この税率も、あくまで暫定的な数字でしかありません。
根本解決というよりは、止血的な措置なのです。
じゃあ、どうすればいいかというと、やはり
「日本が経済成長する」
しかないのではないかと思います。
企業業績が上がって、法人税や個人所得税が増えれば
それだけでも、十分税収アップが見込めます。
全体の枠が決まっている中で話をするのではなく、
どうやったら枠が増えるか?を議論すべきだと思います。
家計にも言えることですが、支出を減らそうというのは
消費税アップするのと似たような感じです。
支出を減らすのは良いが、楽しみが減ったり
その分、何か失うものが出てきます。
支出を減らすことを考えるよりも、収入をアップさせることを
積極的に考えた方が、無限の広がりがあります。
アベノミクスでは「成長戦略」と言っていますが
日本の将来を見据えた施策を、どんどんやって欲しいと思います。
この10年で、日本はかなり変わってしまいました。
保守的な考え方、批判的な考え方が増えてしまった感じがします。
消費税アップして欲しくないという主張はいいですが
じゃあ、どうやって財源を確保するのか?という主張は
残念ながらほとんど見かけることがありません。
自らの保身のための政治家
自らの保身のための消費税アップを否定
端から見ていると、どっちも似たような感じがします。
日本人自身の「成長戦略」が求められているのではないでしょうか。
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