1ドル120円突破 今後の為替水準予測
今日、ついに為替相場が1ドル120円を突破してきました。
この日が、ついにやってきた感じです。
2010年頃だったでしょうか。
「日本破綻」というセミナーを開催したときに
1ドル120円くらいは、余裕で行くという話をしたのを覚えています。
もっとも、日本経済は、今も無事に成り立っていますが
この時に話をした、1ドル120円がついに達成です。
当時は、1ドル80円くらいの円高相場だったので
その時から考えると、120円というのは、とてつもない数字です。
しかし、アベノミクスによって
当時は全く予想だにしていませんでしたが
日本政府が円安誘導の施策をとったことで
奇しくも1ドル120円という状態を達成してしまいました。
予想よりも、早い時期に円安が訪れましたが
次の予想を見直ししなくてはいけないと思っています。
まず、念頭に置かなければいけないのは
もし日本経済が破綻するような事態になったときは
1ドル120円くらいは済まさせれないということです。
もともと、もっと円安に行くという予想もありましたが
最終的には120円くらいで落ち着くのでは?と思っていたのですが
120円程度は、普通に達成してしまったくらいなので
どうってことはない水準のようです。
ただ、個人的には、1ドル120円というのは
まあ居心地の良い水準なのでは?と思っています。
仮に日本経済が破綻したとしても、日本は日本です。
素晴らしい製品や人がいるのが日本です。
正直1ドル120円の水準だと、日本のものが安く見えます。
物を買うのでも、日本で買った方が良い製品が手に入るし
人やサービスも抜群に良いです。
私は、マレーシアに住んで為替水準を見ているので
少なくとも、マレーシアの方が物価が高いという状態は
どうしても想像することができません。
仮に日本経済に大きな問題があったとしてもです。
何かあっても、日本の良さは変わるものではありません。
他の外国が、そう簡単に真似できる水準ではなく
必要以上に日本が過小評価される必要性が感じられません。
一時的に、1ドル200円とかいくかもしれませんが
既に、1ドル200円とかだと、国際的に見ても安すぎる気がします。
なので、今の1ドル120円は落ち着きの良い位置だと思ってます。
それにしても不思議なのは、ここ2年で為替は1.5倍くらいになりましたが
物価水準は、そこまで大きくあがっていないことです。
分かりやすい原油価格は、円安で大きく値上がりしましたが
商品価格もあがったとは言え、為替水準ほどの上昇ではありません。
日本は、製品を作って売る場合のコストが
人件費の割合に対して、非常に少なくなっています。
これまでの動きを見ていると、1ドル200円になったとしても
そこまで、日本の物価は上昇しないのでは?とさえ感じてしまいます。
言ってる事が矛盾している感じですが
こうなってしまうと、良く分からないというのが正直なところ。
アベノミクスの副作用的なところがありますが
為替、株価、インフレなど総合的に見て
どう動いても良いように、リスクヘッジしていくことが
何より大切なのではないかと思います。
予想なんて、当たるかどうか分からないのですから。
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