フィッチ日本国債格下げ
今日は、昨日もお伝えしました、日本国債格下げについてです。
昨日、フィッチレーティングスが、日本国債の格付けを
A+からAへと1段階引き下げました。
この水準は、中国よりも1段下の格付けになります。
ただ、今回のレーティング引き下げは
あまり市場に対して影響は出ていないようです。
それは格付け会社の強さを知る必要があります。
世界の主な格付け会社として
・S&P(スタンダード&プアーズ)
・ムーディーズ
・フィッチレーティングス
この3社があげられます。
この他にも格付け機関はあるのですが、マイナーな会社で
上記の3社で、全体の9割以上を占めています。
これからの会社は、勝手に格付けしているのではなく
きちんと金融庁から、格付け会社としてのライセンスをもらっており
その上で、第三者的に格付けを行っています。
上記3社が、格付けの大半を占めているのですが
今回、日本国債の格付けを引き下げたフィッチレーティングスは
3社の中では、一番影響度が低い会社です。
個人的な印象としては、フィッチレーティングスはメジャーではないため
ちょっとでも、目立った印象を付けるために
大げさな格付けをしているような気がします。
今回の日本国債の格下げも、一定の注目度が集まる事もあり
フィッチレーティングスの売名行為のようにも受け取れます。
しかし、日本の財政が良くないことは変わりありません。
中立的には、他2社の格付け会社が、日本国債の見方を変えるかどうか
そこが大きなポイントになってくると思います。
S&Pやムーディーズが格下げしてくるようだと
マーケットにも、影響が出てくるでしょう。
アベノミクスになって、何もしないよりは前進していますが
格付け会社がプレッシャをかけてくるように
待ったなしの状態にはなってきています。
増税による財政再建と、経済成長は、日本の難しい課題です。
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