遅れて訪れる経済への影響
変動の大きい相場環境が続きますが
経済活動への影響には、時間差で訪れるということを
今日のコラムにしておきたいと思います。
マレーシアのニュースも良くチェックしているのですが
マレーシアで有名が企業で、パームオイルを手がけている会社が
海外での資産売却に動いたというニュースがありました。
負債を圧縮するために、資産の整理をするということです。
内容は、明らかに原油価格の下落によって
オイルマネーが打撃を受けたことに他なりません。
原油価格が、1バレル30ドルくらいまで下落する中で
オイル関連の会社は、確実に収益を落としています。
収益を落とす程度であれば、まだ良いのかもしれませんが
中には倒産してくる企業もあるかと思います。
こうしたことは、相場の変動後にすぐに出てくる訳ではなくて
時間差でジワジワと現れてきます。
企業の体力がもつ間は、問題は表面化してきませんが
持ちこたえられなくなったときには
いよいよ問題が勃発する可能性が高いということです。
企業の経済活動とは別に、金融施策でも同じ事が言えます。
マイナス金利が導入されてから、まだあまり日は経過していませんが
メディアでは、どちらかというと、マイナスの側面だけが
取り上げられているような気がします。
効果の程は、未知数の所はあるかもしれませんが
日銀も、わざわざマイナスなる施策をするはずもありません。
マイナス金利も影響も、時間差でジワジワと出てくるでしょう。
もっとも期待したいのが、住宅ローン金利引き下げに伴う
不動産市況の活性化でしょうね。
マイナス金利の場合は、メリットの効果が現れてくるまでに
ある程度の時間が必要になってきます。
今すぐ不動産買おう!という人は少ないと思いますので
預金金利は、すぐさま下がりますが、効果の方は
時間が必要になってきます。
マイナス金利が良かったのか、意味がなかったのかは
もう少し様子を見て、時間差のメリットを確認しないと
何とも言えないでしょうね。
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