円安で日経平均反落
7日の日本市場は、反落となりました。
日経平均株価の終値は、107円安の15,783円と
100円強の下落となって引けています。
昨日は、雇用統計の発表を受けて大幅上昇しましたが
為替市場が、早くも円高への動きに戻ってきており
円高を嫌気しての売りが先行しました。
ドル円相場は、1ドル108円の後半での取引で
ここのところ、1日1円くらいの振れ幅があり
ボラティリティが高い日が続いています。
今日は、首脳陣の会見がいくつかありました。
黒田総裁は、最近の円安について、景気にプラスと述べており
輸出企業やグローバル企業にメリットがあるとしています。
また、午後には安倍首相が、円安によって燃料費が高騰しており
家計や中小企業の負担が増えていることがデメリットと述べており
これらの発言を受けて、為替が円安・円高と振り回されました。
金融政策決定会合がありましたが、現状維持を全会一致で決定。
景気判断も据え置いていますが、生産面で弱めの動きが見られると
ややマイナス側のコメントを付け加えています。
やはり相場の動きの鍵を握っているのは為替の動きで
今は、日本固有の為替というよりは
ドルがどういう風に動いていくかが大きなポイントです。
対ドルは、全ての通貨に対してドル高になっているので
円安の動きのコントロールは、日本の施策の問題ではありません。
なかなか、動きが読みにくいところになってきました。