急速な円高 マイナス金利帳消し
4日の日本市場は、3営業日続落となりました。
日経平均株価の終値は、146円安の17,044円となっています。
アメリカ市場はプラスでの引けとなりましたが
急速に円高への動きとなり、1ドル117円台の動き。
円高を嫌気した売りが出て、続落となっています。
昨晩のナイトセッションでは、16,700円まで下落していたので
これでも、かなり戻った印象があり
為替水準からすると、まだ下押ししそうな気がします。
結局、日銀のマイナス金利導入で、一時的な円安の流れも
あっという間に、帳消しとなってしまいました。
投資コラムでは、シャープの事を取り上げましたが
パナソニックや日立が下方修正しており
日本の家電メーカーは総崩れの状態。
さらに引け後に発表になった東芝の決算ですが
赤字幅が7100億円と発表しており
債務超過の手前のところまで、業績が悪化しています。
明らかに家電関連は、明るい道筋が見えてきません。
セクター毎に、時代の流れが反映されているように思います。
国内メーカーがこんな感じですので
シャープがホンハイの支援を受けるというのも
変に国内のジャパンディスプレイと統合するよりも
未来は明るいのかもしれません。
相場の話に戻すと、為替が1ドル117円台で円高高止まりです。
どうも、今日下げたりていない感じがしており
下振れ要因が強いのではないかと見ています。
来週は、SQもありますので、仕掛け的な売り物もありそうです。