上海市場4%以上下落 不安残る相場
20日の日本市場は、続伸となっています。
日経平均株価の終値は、32円高の16,906円となっています。
一時は、17,000円を回復していますが、昨日の急反発もあって
やや勢いとしては落ちてきています。
アメリカ市場が好調だったことを受けて、寄り付きは高く始まりましたが
戻り売りの圧力も強く、17,000円付近では売りも多く見られました。
また、上海市場が一時4%以上の下落となったことで
相場環境にも不安を残す形となりました。
相場のボラティリティが上がりそうな可能もあり
警戒感が高まったのも、積極的に買いに行けない理由です。
為替は、1ドル109円前後での動きとなっており
ここ最近は、110円以下の水準が定着してきています。
円高の動きが強まると、やはり相場としても弱くなる傾向があり
日本市場は、為替を睨んでの動きとなりそうです。
熊本の震災の影響で、衆参同日選挙が見送られるという報道や
TPP決議の見送りなどもあり、政治がらみの思惑もありそうです。