黒田総裁 マイナス金利拡大は可能
5日の日本市場は、反発となりました。
日経平均株価の終値は、111円高の17,097円となっています。
3ヶ月ぶりに、17,000円台を回復してきています。
8月の雇用統計の発表をうけて、為替が円安に進行した事で
幅広く買いが入っています。
一時は、230円高まで株価も上昇しましたが
その後は伸び悩みの展開となりました。
為替は、一時1ドル104円台まで行きましたが
今は103円台の前半にまで戻っており
為替の動きもやや不安定です。
今日は、黒田総裁の講演があり
この講演を受けて、為替市場が円高へ戻りました。
黒田総裁の発言内容としては
まだマイナス金利の拡大は可能であり、買い入れ額の増加も可能。
手詰まり状態ではないということを言っています。
これを受けて、さらにマイナス金利が拡大して
金融機関の収益が悪化するという懸念から、メガバンクに売りが加速。
これが株式市場の上昇圧迫の要因となりました。
今晩のアメリカ市場がお休みということで
雇用統計のイベント後ですが、売買代金は低調。
2兆円を大きく割り込んでいます。
今週は、SQ算出があるのですが、あまり目立った動きはなさそう。
落ち着いた展開になるとみられています。