FOMC 10年ぶりの利上げを決定
16日のアメリカ市場は、大幅続伸となりました。
ダウ平均の終値は、224ドル高の17,749ドルとなっています。
さて、お待ちかねのFOMCが開催されました。
事前予想の通り、約10年ぶりとなる利上げを決定して
0.25%の利上げに踏み切りました。
声明の中でも、アメリカ経済に対して強い自信を見せながらも
引き続き金融政策は柔軟に対応する姿勢を見せており
いつでもゼロ金利に戻す柔軟性を見せています。
今後の動向としては、金利の上下の動きを
どちらも容認するような発言となっており
非常に柔軟性のある内容となっています。
市場の見方としては、このままアメリカ経済が好調であれば
来年第1四半期には、追加利上げもあるとの見方が出ています。
0.25%の利上げは、確かに最初の一歩に過ぎず
インフレ抑制のためには、もう少し利上げが必要ですが
ゼロ金利解除が、経済にどのように影響が出てくるのか
もう少し時間を掛けて見ていく必要があるでしょう。
セクターは、ほぼ全面高となっており
為替市場も、全通貨に対してドル高の動きとなっています。
ただ、ここ最近ドル安が続いていたこともあって
大きくドル高に動くような感じにはなっていません。
ドル円相場は、122円半ばでの取引になっています。
日本市場的には、為替市場が円安に進んでいくか。
ここが相場の方向性を左右する形になるでしょう。
利上げを受けて、為替の一段の動きもあり得る状況ですので
為替の動きを特に見守っていきたいと思います。