雇用統計 強弱見方割れる
5日のアメリカ市場は、既にお伝えした通りです。
5日のダウ平均の終値は、211ドル安の16,204ドルとなりました。
先週末発表の非農業部門の雇用者数は、市場予想よりも下回り
季節的な要因があるようですが、大幅に落ち込んでいます。
一方で、失業率は4.9%へ低下、さらに平均賃金は上昇しており
雇用統計の内容としては、強弱見方が分かれる内容でした。
雇用統計発表後は、ドル売りが瞬間的に加速しましたが
強弱分かれる見方となり、相場は上下に振れました。
最終的には、200ドル以上の下落で引けており
3月の再利上げの可能性の方が強く意識されたようです。
週が明けて、利上げのタイミングを予想する動きが出ています。
3月の再利上げ路線も未だに健在ですし、次は6月という見方もあります。
いずれにしても、継続的な利上げ路線は継続のようで
アメリカ経済は順調に伸びているとみられています。
もっとも、利上げしてからまだ1ヶ月強くらいしか経っていませんので
利上げの影響を見極めるには、もう少し時間がかかるでしょう。