早期利上げ懸念後退で上昇
既に5日のアメリカ市場が終わっていますので
最新の情報を元にお伝えしたいと思います。
5日のダウ平均終値は、67ドル高の17,137ドルとなりました。
S&Pは、過去最高値を更新しています。
5日は、注目の雇用統計の発表がありました。
非農業部門の雇用者数が、14万2000人増となっており
市場予想の22万5000人の予想に大きく届かず
雇用統計の数字としては、期待を大きく下回りました。
ただ、市場の見方としては、これまで堅調な経済指標が続き
早期利上げ観測も出ていただけに
今回の雇用統計の数字で、早期利上げが遠のいたとして
買いが広がる形なりました。
また、4日にはECBも理事会が開催され
再び政策金利を引き下げて、0.05%にすると発表しています。
市場では、ECBの追加利下げはサプライズと捉えられており
為替相場ではユーロ売りに傾きました。
また、資産買入についても検討しているとしており
金利引き下げは限界に達していますが
量的緩和策を考えているようです。
イベントが多かった週ですが、結果的には無事に通過し
相場は引き続き安定した動きが期待です。
ヨーロッパ経済は不調ですが、相場は安定して推移しそうです。