欧州経済の停滞と地理学的リスク増加
23日のアメリカ市場は、下落となりました。
ダウ平均の終値は、116ドル安の17,055ドルとなっています。
100ドル以上の下落となった要因がいくつかありますが
まずは、欧州相場が軟調に推移したことが大きな理由です。
ユーロ圏のPMIが発表になりましたが、主にフランスの経済活動が低下し
また、ドイツのPMIも低水準だったことから
欧州経済に対する不安が台頭し、アメリカ相場にも波及しました。
そしてもう一つが、アメリカ軍がシリアへの空爆を開始し
地理学的リスクが増大していることが理由です。
シリアへの空爆を受けて、原油価格が上昇しており
一種の懸念材料にもなっています。
アリババ上場が通り過ぎ、相場も落ち着いていますが
世界的な経済は変化を続けています。
欧州は、かなり経済の落ち込みが厳しくなっているので
負のループから抜け出せるかどうかが
今後のポイントになってくるかと思います。