議事録公開 早期利上げ懸念後退
7日のアメリカ市場は、6日ぶりに反発となりました。
ダウ平均の終値は、212ドル高の17,584ドルと
ようやく相場に戻りが見られました。
ADP民間雇用者数が堅調な伸びを記録したことに加え
FOMCの議事録公開で、利上げを急がない考えが示されたことで
早期利上げ懸念が後退する形となりました。
これまでの下落幅がやや大きかったこともあって
反発も200ドルを超える大幅な伸びとなりました。
欧州市場では、ユーロ圏のCPIがマイナスとなり
ECBによる追加緩和(量的緩和)があるのではないかと
追加緩和に期待がかかる形となっています。
前回は、量的緩和を見送りましたが
デフレが進んでいる事が数字で出た事もあって
次回のECBでは、量的緩和に踏み切る可能性が高そうです。
これまでも繰り返していますが
アメリカは堅調な経済で、利上げしようとしている中で
欧州圏は、景気低迷に伴い、さらなる金融緩和を探る動きで
経済の動きが、両極端になってきています。
アメリカ市場が崩れると、世界的に大崩れするので
ぜひとも、アメリカ市場にはがんばってもらいたいです。