IMF世界経済成長率 0.3%引き下げ
20日のアメリカ市場は、ほぼ横ばいの動きでした。
ダウ平均の終値は、3ドル高の17,515ドルと
ほとんど変わらずで終わっています。
IMFが2015年と2016年の世界経済成長の見通しを引き下げ
マイナス材料として市場には見られましたが
ECBが量的緩和に踏み切るとの見方から、相殺される形になりました。
IMFの世界経済成長率は0.3%ポイント引き下げで
主に原油安によって、デフレのリスクが高まったとしています。
原油安はありがたいところもありますが
全体的にデフレになるとすれば、経済的には悪ですから
原油安も、ほどほどにというのが、いいのでしょうかね。
22日にECBの理事会が予定されていますが
既に追加金融緩和(債券買い入れプログラムの実施)は
ほぼ織り込み済みと言って良いと思います。
逆に、万一見送りということになると
市場に対しては、大きなネガティブインパクトで
22日は、大きなイベントになると思います。
スイスフラン関連では、まだ損失の話が出ており
アメリカ大手のFX会社、FXMCは87%も急落となりました。
スイスフランの損失で、3億ドルの融資を受けるとしており
関連することで、次々と損失の話が出てきており
歪んだマーケットの修正に、もう少し時間がかかりそうです。