好調な雇用統計を背景に3指数揃って上昇
3月10日(金)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,902ドル(+44)
・S&P500 2,372.6ポイント(+7.7)
・ナスダック 5,861.7ポイント(+22.9)
10日は3指数揃っての上昇。
同日発表の雇用統計で極めて好調な雇用環境の確認がなされ
投資家マインドは前向きとなり、3指数揃っての上昇。
ただしダウ平均で21,000ドルの回復には届いておらず
FOMCでの金利発表まで大きく動けない、投資家の状況を
表すことにもなりました。
ただし、3月の2大イベントの1つである雇用統計は
無難に通過となりました。
好調な雇用統計の数字の結果、既に先週から
織り込みつつある金利引き上げについては、ほぼ確実な
状況に。
そして市場の注目は、金利引き上げの可否ではなく
2017年の金利引き上げ回数に移りつつあります。
現状年3回の予想となっていますが、今後金利の引き上げ回数が
注目を浴びることになります。
雇用統計を通り越したとは言え、依然FOMCの金利引き上げ発表待ち
の状況に変化はありません。
ただし原油価格(WTI)は10日も下落し、今週は全営業日で
日足は陰線となる等、商品市場では動きが出始めています。
FOMCでの金利引上げ発表まで、動きがたい状況が継続しますが
次の値動きの方向をしっかり見定めるべく、各市場のチェックを
続けたいと思います。