減産合意で原油価格下落 株式市場は影響なく上昇
5月25日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,082ドル(+70)
・S&P500 2,415.0ポイント(+10.6)
・ナスダック 6,205.2ポイント(+42.2)
25日も昨日同様に3指数揃っての上昇。
ダウ平均は21,000ドルを維持し、S&P500とナスダック指数は
揃って最高値を更新しました。
OPEC加盟国と非加盟国の間で、原油減産措置の9ヶ月延期で
合意したものの、市場は既に織り込み済みであり
材料出尽くしとなって原油価格(WTI)は下落。
それまでの51ドル台後半から、48ドル台半ばに一気に3ドル
以上の下落となりました。
原油価格の大幅下落により、原油関連銘柄の下落が
生じましたが、株式市場の地合いは強く、ハイテク銘柄中心に
上昇の結果、ダウ平均も値上がりする結果となりました。
実際にダウ平均採用銘柄の下落率にて、下落率3位が
シェブロン(-1.04%)で、4位エクソンモービル(-0.66%)と
なっているにもかかわらず、ダウ平均は上昇を続けました。
市場は完全楽観モードに入っており、恐怖指数はロシア疑惑
が報じられる直前の歴史的低水準にまで下落しています。
ダウ平均21,000ドルを値固めして、本格的な上昇が
スタートするのか、今後注目したいと思います。