FOMCでの金利引き上げ決定も、市場への影響は限定的
6月14日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,374ドル(+46)
・S&P500 2,437.9ポイント(-2.4)
・ナスダック 6,194.8ポイント(-25.4)
14日はダウ平均は上昇し高値を更新する一方で
S&P500とナスダック指数は下落し、強弱まちまちの展開。
市場の予想通り、FOMCは政策金利の0.25%引き上げを決定。
テーパリング(量的金融緩和縮小)についても
年内からの開始を言及しました。
日本との金利格差は、広がる一方ですね。
FOMCによる利上げ決定に対し、株式市場の反応は
限定的の一方、ダイレクトに反応したのは商品市場。
原油価格(WTI)は46ドル台から一気に44ドル台に下落しました。
また金価格は方向感なく乱高下しました。
更には高値更新目前のドイツ指数(GER30)は
終値での高値更新はなりませんでしたが、場中には
高値を更新しました。
FOMCの結果は概ね予想通りの内容であり
足元での金融市場の影響は限定されたものとなっています。
今後金利引き上げ及びテーパリングは徐々に金融市場に
影響を与えると考えられます。
今週の目玉イベントの割には、大きな値動きには繋がりません
でしたが、政策金利の引き上げ等は着実に実体経済に
影響を与えます。
今後発表される経済指標において、アメリカ経済の
変調を見逃さぬように気を付けたいと思います。