税制改革に暗雲立ち込めるも株高は継続
10月10日(火)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 22,830ドル(+69)
・S&P500 2,550.6ポイント(+5.9)
・ナスダック 6,587.2ポイント(+7.5)
10日は3指数揃っての上昇、コロンブスデー明けも
順調な上昇を見せ3指数ともに最高値を更新しました。
ウォルマートが大規模な自社株買い及びネット通販事業の
成長の見通しを発表。
同発表を受け、同社はダウ平均採用銘柄の
上昇率1位(+4.47%)となりました。
また小売株全体の買いに繋がりました。
株高を除くと、周辺市場等で大きな値動きはありませんでした。
今週も順調な立ち上がりを見せた株式市場ですが
上昇を牽引しているトランプ政権による税制改革の
行方に上院で暗雲が立ち込めつつあります。
それにもかかわらず、アメリカのみならず
欧州市場も堅調そのもの。
遂には本年のノーベル経済学賞受賞者のシカゴ大セイラー教授も
今のアメリカの株高は理解不能と述べる事態に至っており
専門家も今の株高の理由を測りかねています。
現状、理解できぬまま株高が継続していますが
株高を止める具体的な要因も見当たりません。
上昇トレンドに乗りつつも、10月中旬入りしたため
そろそろ高値への警戒も考慮したいと思います。