イギリスのEU離脱問題が市場のかく乱要因に
・ダウ平均 24,423ドル(+34)
・S&P500 2,637.7ポイント(+4.6)
・ナスダック 7,020.5ポイント(+51.2)
10日は3指数揃っての上昇、しかしながら
先週末の大幅安を取り返す程の上昇には至りませんでした。
ただしナスダック指数は節目の
7,000ポイントを回復。
イギリスのEU離脱問題で、イギリスのメイ首相が
下院での離脱案採決の延期を発表。
予想外の出来事に市場は動揺し
一時ダウ平均は500ドルを超える下落を見せました。
しかしながら冷静になった市場は大きく反発し
最終的には34ドル高となり取引を終えました。
イギリスの問題に右往左往した金融市場でしたが
依然として米中貿易摩擦問題はくすぶり続けている状態です。
ダウ平均採用銘柄の上昇率では
1位マイクロソフト(+2.64%)
2位インテル(+2.10%)
とハイテク株が上昇し、ナスダック指数の上昇もあり
ハイテク株主導で500ドル安からの戻しを演出しました。
周辺市場では、やはりイギリスの混乱からポンドが売られ
年初来安値を更新しました。
まだ距離はあるものの、EU離脱の混乱もあり
国民投票時の安値水準が意識される状況と
なりつつあります。
年末相場の中で、イギリスが金融市場の変動要因として
浮上しています。
イギリスのEU離脱問題の状況についても
今後フォローしたいと思います。