国の経常収支 黒字転換
経済ニュースから、コラムとして取り上げてみます。
今朝方、今年の上半期の国の経常収支が発表になりました。
東日本大震災以降、日本は原発の停止などを受けて
原油の輸入額が大幅に増加して、貿易赤字に。
しかし、アベノミクスで徐々に輸出が伸びてきたり
ここにきて、原油価格が大幅に安くなったことで
エネルギーの輸入コストが低下。
さらに、円安を受けて、海外からの旅行客が増えて
日本でお金を落としてくれる人が増えたので
この上半期は、大幅にプラスへと転換しました。
結構、原油安の影響が大きいところがありますが
国の財政状況的には、少し良い方向に進んでいます。
アベノミクスで、大規模な金融緩和などをやっていますが
・円安誘導
・インフレ誘導
この2つが、経済的には大きな意義があります。
円安誘導の方は、思惑通りに進んでおり
かなりの円安に進み、貿易収支も予想外の原油高がありましたが
輸出が増えてきて予想通りの展開になっています。
まだ、輸出の伸びは、少し鈍いようですが
良い感じになってきています。
あとは、インフレ誘導の方ですね。
こちらは、なかなか物価が上がってこないのですが
感覚的には消費税があがったので、物価は上がったのは確か。
原材料を輸入するコストがあがっているので
価格も上がっているような感じはあるのです
期待するインフレ目標には届かないようです。
アベノミクスでは、物価の上昇+賃金の上昇を狙っていますが
物価の上昇はともかくとして、賃金の上昇はかなり怪しいです。
賃金はあがらずに、物価だけ上がっていくというのは
容易に想像できるシナリオのひとつ。
やはり、これからの時代は
賃金以外の収入源を確保する道を
今のうちから探っておく事が必要なんだと思います。
余裕があるとのんびりしてしまいますが
こういう時こそ、地道に前に進めていかないとですね。
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