中国人民元 切り下げ
今日のコラムも、経済ニュースから取り上げてみます。
世界の中央銀行が、経済を活性化させるために
債券の買取をしたり、株式の買入をしたりして
市場流動性を高めて、低金利を作り出したりします。
そして、もうひとつが、国の通貨に対する政策です。
今日、中国が突然人民元の切り下げを発表しました。
中国は、実質固定相場での取引なっており
中央銀行が為替レートをコントロールしています。
本来、中国は完全な変動相場に移っていてもおかしくないのですが
実質的に、為替レートをコントールしています。
中国は、輸出中心の国ですので、人民元を安くコントロールすることで
中国からの輸出に有利な状態を長年作ってきました。
しかし、昨今の世界的な中国の人民元安が批判され
少しずつ、人民元の切り上げをしてきていました。
ところが、突然、今日の人民元切り下げです。
切り下げというのは、人民元の価値を落とすことです。
なんて、勝手なことを・・・と思うかもしれませんが
日本もアベノミクスで、相当な円安を作ってきました。
世界が、通貨安競争になっています。
最近、中国の景気がやや低調になってきたことを受けて
中国人民元の切り下げという技を繰り出すことで
中国の輸出産業を支援しようということです。
今日の日本市場は、人民元の切り下げを受けて急落。
結局、日本からの輸出に有利だった円安が
人民元安になることで、日本の輸出に影響が出るとの見方から
株価は急落の動きとなりました。
後場明けから、もっと下がるかな?と思いましたが
思ったほどに下げずに、とどまった印象は個人的にはあります。
実質固定相場となっている人民元は
鶴の一声で、自由にコントロールできてしまうので強いです。
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