9月の雇用統計急激な落ち込み
1日のアメリカ市場は、大幅高となりました。
ダウ平均の終値は、12ドル安の16,272ドルとなっています。
雇用統計の発表を前にして、売買が手控えられ
株価の動きは、小幅なレンジに留まりました。
利上げ時期を巡る動きを左右する雇用統計とあって
方向性が掴みにくい今の相場環境では、手出しが難しいです。
その注目の雇用統計ですが、先程発表になっており
9月の数字は、市場予想の20万人増に対して
14万2000人増と、大幅に予想を下回る数字となりました。
また、8月の数字も下方修正されており
急速に雇用に対する状況が減速してきた数字になっています。
中国株価の急落のタイミングと、ほぼ合う感じになりますが
アメリカでの雇用も、やや慎重姿勢が出てきている感じです。
失業率は変わらずの5.1%と低水準ですが
雇用者数が大幅に減ってきていることもあって
FRBとして年内利上げを実施できるのか、疑問が残る数字となりました。
これで、10月の利上げ説も後退する感じがします。