雇用統計 9ヶ月ぶりの大幅増
7日のアメリカ市場は、下落となりました。
ダウ平均の終値は、22ドル安の17,895ドルとなっています。
株価としては、あまり大きな動きはなく
エネルギー関連が売られましたが、ハイテク関連が買われてほぼ相殺。
雇用統計の発表を控えて、積極的な動きは見られません。
木曜日恒例の新規失業保険申請件数は下落となっており
雇用拡大への期待を寄せる数字となりました。
つい先ほど、雇用統計の数字が発表になり
非農業部門雇用者数は、28万7000人増となり大幅増となりました。
5月の数字は、3万8000人増から1万1000人増へと下方修正され
さらに弱い数字になっています。
失業率は、4.9%へと増加していますが、労働参加率が上がったとみられ
数字の伸びを受けて、好印象としてとらえられています。
先月のベライゾンのストライキが、大きく影響したようです。
これで、雇用の数字が落ち着いて、元々の路線に戻ってきた事で
再び利上げのタイミングについて探りが入ることになります。
とはいえ、英国の影響が未知数のところはありますので
FRBとしても、しばらくは様子見するしかないでしょう。