ニッセン ストップ高からのストップ安
3日の日本市場は、続落となりました。
日経平均株価の終値は、308円安の16,083円となっています。
2日続けて、やや大きめの下落となっており、2日で500円以上の下落です。
アメリカの経済指標が軟調で、アメリカ株が下落したことや
為替が1ドル101円を割り込んできたことを受けて
円高の懸念が相場の重しとなりました。
先物への仕掛け的な売りも見られており、売りが出やすい状態です。
日本市場も、これまで堅調な戻りを見せてきましたが
アメリカ経済含め、実体経済が良くなってきたわけではなく
為替の動きは、むしろ今後のリスク要因になっています。
ETF買いの下支え効果などは期待されますが
いくら日銀が買い入れ額を増加したとしても
先物主導で大きく売られてしまうと、焼け石に水の状態です。
個別銘柄では、昨日お伝えしたニッセンですが
昨日はストップ高だったのですが、今日は一転ストップ安に。
結局、日本経済新聞がニッセンの買収案件を抜いたのですが
具体的な統合比率に振れられておらず、期待先行でストップ高。
正式に、買収と統合比率が発表になったところで
現株価からマイナスプレミアムとなったことで、ストップ安に。
こういう市場を歪める報道って、どうなのでしょうかね。