貿易収支が黒字転換 経済安定へ
今日の投資コラムは、経済のトレンドから。
昨日、9月の貿易統計が発表になっています。
貿易収支は、4983億円の黒字となり
2ヶ月ぶりの黒字になりました。
アベノミクスを推進してから
日本は貿易収支の観点では、かなり苦労しました。
輸出があまり伸びない中での円安となり
原発事故もあって、原油の輸入が増える構造となり
貿易赤字に転落していました。
今も、原油の輸入に頼っている側面は変わらないですが
原油価格がかなり落ち着いてきたことに加えて
ドル円も1ドル100円まで下落したことで
貿易収支も黒字となりました。
日本経済の事を考えると
いまくらいの為替水準と原油価格というのは
ちょうど居心地の良い水準なのかもしれません。
問題は、今後日本の輸出が伸びていくかということ。
9月の貿易統計では、輸出量そのものは4.7%増加しましたが
その分、為替が円高に進行したこともあって
取引金額としては減少となっています。
ようやく、輸出量も増えてきたところ
今度は為替が円高になってしまってきているので
なかなか歯車がかみ合いません。
ただ、貿易収支が黒字になってきたのは良いことです。
一時期の悲観的な状況からは脱しており
経済的には安定していると言って良いでしょう。
あとはデフレ脱却に向けて動けるかどうかですね。
※投資コラムは、柿田の経験に基づき、サヤ取りだけに限らず
様々な投資や事業を通じての気付きをご紹介していきます。
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