方向性のない市場 決算発表からアップル売り
10月26日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 18,199ドル(+30ドル)
・S&P500 2,139.4ポイント(-3.7ポイント)
・ナスダック 5,250.2ポイント(-33.1ポイント)
26日の米国市場は強弱まちまち。
ダウ平均は上昇するも、S&500とナスダックは下落と
最近の米国株の方向性のなさを象徴する1日となりました。
全体の方向性が定まらない中
企業の決算で大きく株価が動く日が継続中ですが
26日の象徴はアップルとボーイング。
アップルは16年10~12月期の増収予想と
7~9月期の減益を発表した結果、投資家の失望売りを招き
ダウ平均採用銘柄で値下がり率トップの-2.25%の下落。
一方、好調な決算を発表したボーイングは
値上がり率トップの+4.69%。
決算発表に個別銘柄が影響される相場は
今しばらく継続の模様です。
また昨日、節目の価格50ドルを割り込んだ原油価格(WTI)は
依然50ドル代を回復できていません。
一方で、金価格は前々日の水準まで下落しており
商品市場も方向性が定まりません。
金融市場全体に、方向性のない1日となりました。
当面は同様の傾向が続くのではないか、と考えられますが
50ドル代の回復がならない原油価格の動向には
特に注意したいと思います。