株の動きがない中 ドル円が3月以来の105円台到達
10月27日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 18,169ドル(-29ドル)
・S&P500 2,133.0ポイント(-6.3ポイント)
・ナスダック 5,215.9ポイント(-34.2ポイント)
27日の米国市場は小幅下落。
方向感のない相場が継続の中
市場では11月8日の大統領選挙が
意識をされ始めてきています。
また大統領選挙後の12月には
FRBの利上の可否に注目が集まるのは間違いなく
大きなイベントを2つ控えて
市場は完全様子見モードとなっています。
変化のない株式市場に対し、27日のNY時間前半に
為替市場でドル円が105円台に突入。
3月以来の円安水準となりました。
為替市場では現在、円は脇役に追いやら得ており
今回のドル円の上昇は、ユーロが売りの中で
相対的にドルが円より買われた結果、ドル円が上昇。
タイミングは少しずれますが、アメリカのGDPが発表され
市場予想の2.5%を上回る、2.9%となりました。
11月に入ってまもなくFOMCが開催されますが
GDPが予想以上に良かった事もあって
利上げのタイミングが確実に近くなったと言えます。
11月は選挙があるので、その前の利上げはないというのが
おおかたの見方になっているのですが
GDPが予想以上に良かったので、11月の早期利上げという線も
完全には否定しきれないところがいやらしいところ。
ドル高の動きも、こうしたGDPが背景にあるでしょう。
来週になると、FOMCと雇用統計の発表。
その後には、大統領選挙を控えており、大きなイベントが続きます。