連休明けの小動きの中で原油関連株と金融株が売られる
5月30日(火)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,029ドル(-50)
・S&P500 2,412.9ポイント(-2.9)
・ナスダック 6,203.1ポイント(-7.0)
30日は3連休明けの取引となりましたが、3指数揃って下落。
小幅な下落に留まっており、値動きに大きなインパクトは
ありませんでした。
ただし連日最高値を更新していたS&P500は、8営業日ぶりの
下落となりました。
そんな中で株価の下落を先導したのは原油価格(WTI)。
原油価格は50ドル付近で取引を開始したものの
ジワジワと値下がりし、49ドル割れ目前の水準にまで下落。
49ドル割れは逃れましたが、原油価格の下落につられて
シェブロン(-0.63%)、エクソンモービル(-0.55%)が揃って値下がり。
更に原油関連株と共に金融株のゴールドマン(-2.29%)と
JPモルガン・チェース(-1.71%)がダウ平均採用銘柄の下落率の
1・2位を占める程に下落し、相場の足を引っ張りました。
原油価格の下落を契機に、全体的には下落した株式市場ですが
まだ連休明けの本格的な値動き、という状態には至っていません。
6月2日(金)に控える雇用統計に向けた値動きが
どのよう方向となるのかに、充分注意したいと思います。