ジャクソンホール会議を契機にドルが下落
8月25日(金)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,813ドル(+30)
・S&P500 2,443.0ポイント(+4.0)
・ナスダック 6,265.6ポイント(-5.6)
25日はダウ平均とS&P500が上昇しナスダック指数が下落し
まちまちの展開。
ジャクソンホール会議が開催され
FRBイエレン議長、ECBドラギ総裁が講演。
しかしながら両者から、今後の金融政策に関する
示唆を与えるような発言はありませんでした。
ただし金利引き上げを期待する声もあったため
結果的にゼロ回答となり、ドルが売られることに。
株価の変動は3指数ともにそれ程生じていませんが
ドルインデックスはジャクソンホール会議を契機に大きく値下がり。
年初来安値の水準で取引を終えました。
そしてドルインデックスの下落を受けユーロ/ドルが上昇し、
上方ブレイクを達成し上昇トレンドが継続。
ジャクソンホール会議の影響は株価には殆ど
表れていませんが、為替市場にはドルストレート通貨
中心にハッキリと影響が出ています。
トランプ相場はドルと株価が同時に上昇しましたが
両者の相関関係は既に崩れています。
ドルの下落に株式市場が今後どのような反応を
見せるのかは注目したい所。
来週はドルインデックスの行方と株価の値動きの
関係に、特に注目して市場を見ていきたいと思います。