小幅ながらも2営業日続けて3指数が下落
8月24日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,783ドル(-28)
・S&P500 2,438.9ポイント(-5.0)
・ナスダック 6,271.3ポイント(-7.0)
24日は昨日に続き3指数揃っての下落
ただし昨日に比べ下落幅は小幅に留まりました。
トランプ大統領の、政府閉鎖よりメキシコとの
国境の壁建設優先発言が尾を引き、投資家は
積極的な買いは入れられない状態です。
また基本的には25日のジャクソンホールの
講演会待ちであり、小動きの中での
下落となりました。
ただし政府閉鎖を避けるための前提となる
予算案は共和党内でも意見が割れており
先行きが不透明に。
大統領と与党・共和党の首脳間でも
意思の疎通がうまくいっていない面が露呈しています。
更に10月には債務上限問題も到来するため
問題が複雑化する可能性も。
共和党が割れている中、民主党は
トランプ大統領と妥協の余地はないため
9-10月にかけての政府と議会の折衝は今後
世界的な注目を浴びることになりそうです。
明日は場中にジャクソンホールで
FRBイエレン議長とECBドラギ総裁の講演会があります。
両者の講演会を受け、市場がどのように
反応するか、注意深く見守りたいと思います。