米中貿易摩擦の懸念再浮上 ダウ平均500ドル以上下落
4月6日(金)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 23,932ドル(-572)
・S&P500 2,604.4ポイント(-58.3)
・ナスダック 6,915.1ポイント(-161.4)
6日は3指数揃って下落、ダウ平均は500ドルを超える下落となり
ナスダック指数も再び節目の7,000ポイントを割りました。
また雇用統計が発表。
予想を大幅に下回る数字となったものの
悪天候他の一時的要因が多く、市場は冷静に受け止め。
むしろ6日のテーマは中国に対する制裁関税の追加問題。
トランプ大統領が追加の関税の検討を指示し
市場は再び米中貿易摩擦問題の激化を感じ取り
一気に売りに傾くことになりました。
先日は米中貿易摩擦問題を楽観視していたムニューシン財務長官も
リスクの存在を認めるに至り、市場は弱気に傾くことになっています。
ダウ平均採用銘柄は全銘柄が下落。
下落率では
1位キャタピラー(-3.47%)
3位ボーイング(-3.06%)
といった最近ではお馴染みの、売上の中国比率が高い銘柄の
下落が目立ちました。
ダウ平均他の大きな下落は雇用統計発表が契機ではないものの
サイクル的には雇用統計を契機にトレンドが変わるケースがあります。
週明けに新たなトレンドが生じるのか
注意深く見守りたいと思います。