FOMC議事録により利上げ加速の懸念が後退
・ダウ平均 24,886ドル(+52)
・S&P500 2,733.2ポイント(+8.8)
・ナスダック 7,425.9ポイント(+47.5)
23日は3指数揃っての上昇となりましたが
いずれの指数も小幅な上昇に留まりました。
FOMCの議事録要旨が公表され、その内容から
今後の利上げについて、加速化はないと市場は判断。
足元の物価上昇から利上げの加速への懸念も
ありましたが、懸念が払しょくされる結果に。
ただし一気に株を買い上げる動きには
繋がりませんでした。
それでも株価の上昇を反映して
VIX指数は下落し、2月来の安値を更新。
VIX指数はリスクオンの継続を示唆しています。
また高値の更新が続いていたイギリス市場も
一旦下落することになりました。
大きな値動きの無かった金融市場ですが
新興国通貨下落の中で、トルコリラが急騰。
トルコ中央銀行は足元のリラ安を食い止めるため
緊急利上げを行いました。
世界的に見ればマイナー通貨のトルコリラですが
高金利通貨であり日本人投資家が多いことで知られています。
今回の利上げでトルコリラの一方的な下落が止まるのか
今後の動きが注目されます。
FOMC議事録の公表も市場を動かす材料としては
力不足となりました。
引き続き、次の市場のテーマとなるニュース等に
注目したいと思います。