トルコリラ安を契機とする株価下落が継続
・日経平均株価 21,857(-440)
・TOPIX 1,683.5ポイント(-36)
・東証1部出来高 15億2364万株
・同売買代金 2兆5144億円
・同値上がり191銘柄、値下がり1884銘柄、変わらず28銘柄
13日の日経平均は440円安となり大幅安、先週末の300円安と
合わせて、740円の下落となり22,000円を割れました。
先週末の欧米市場はトルコリラの急落を契機とする
リスク回避の動きが鮮明になり、軒並み下落。
その流れは夏休みモードの週明けの日本市場にも波及。
寄付きから窓を開けて下落し、そのまま後場の中盤まで
下落が継続しました。
後場の後半はようやく下落にブレーキがかかりましたが
上昇には力不足で結局440円安となり取引は終了。
多くの市場関係者が今週は夏休みで
値動きが荒くなる中で、トルコリラ安が値動きの
格好の材料を与える形となりました。
為替市場ではドル/円が下落。
既に週末時点で111円は割れていましたが
前場に110円台前半まで下落しました。
市場にはトルコリラ安での株式市場下落は
行き過ぎとの声もありますが、欧州の銀行のトルコ向け
融資債権に波及すると、全く別の展開が生じることになります。
例年お盆の週は夏休みモードで、通常とは異なる値動きが
生じる可能性があるため、特に今年は様子見に徹し
無理な売買を避けるのがベターと考えます。