米短期債の利回り上昇を背景に株式市場急落
・ダウ平均 25,027ドル(-799)
・S&P500 2,700.0ポイント(-90.3)
・ナスダック 7,158.4ポイント(-283.0)
4日は3指数揃っての大幅下落。
ダウ平均は-799ドル安、ナスダック指数は
-283ポイント安と急落する形となりました。
ダウ平均はそれでも節目価格の25,000ドルは維持しています。
米債券市場で3年債の利回りが5年債の利回りを上回る事態が発生。
2年債と10年債の利回り差も縮小しました。
景気後退を示すシグナル且つ本水準の場合は
株式より債券がリスクリターンの関係から
魅力的な商品となるため
株式市場への資金流入がストップ。
短期債の利回り上昇を背景に
一気に株式が売られる展開となりました。
ダウ平均採用銘柄は全銘柄が下落。
下落率を見ると
1位キャタピラー(-6.93%)
2位ボーイング(-4.85%)
と米中貿易摩擦緩和で上昇した銘柄が
それまでの上昇分を吐き出す結果となりました。
周辺市場ではVIX指数が上昇しましたが
まだ10月以降の高値を超える水準には至っていません。
明日はブッシュ元大統領の死去に伴う
追悼の日として株式市場は休場となります。
よって本日値動きが加速された面もあります。
急落が本日のみに留まるのか、木曜以降も続くのか
注意深く見守りたいと思います。