自己資金での投資
投資では、メンタルが大きく影響してきます。
メンタルが整っていないと、正しい判断ができずに
投資として失敗してしまう確率が高くなります。
メンタルに大きく影響する要素の一つが「資金」です。
マレーシアにいると、色々な企業の人がやってきますが
日本政府が海外進出に力を入れていることもあって
海外進出の助成金なども出ています。
こうした企業は、政府からの補助金で海外視察をしたり
海外進出のための調査などを行ったりしています。
要は、こうした企業は、自分のところのお金は使わずに
税金を使って、海外調査を行ったりしています。
こうした費用も、ひとつの投資になるのですが
実際のお金は政府から出ているので
自分の懐は痛まないという状態です。
海外視察した後に、実際に海外進出するためには
今度は自己資金を使って投資する必要がありますが
その段階になると躊躇してしまいます。
人のお金であれば積極的に投資できるのが
自分のお金になると、戦略が変わってしまう一例です。
プロのファンドマネージャで「資金」のメンタルがあるといいます。
ファンドマネージャは、普段大きなお金を動かしていますが
結局は、全て他人のお金です。
いざ、自分の資金を運用しようとすると
意外と上手くいかないそうです。
人のお金だと思っていれば、例えば損切りも気軽にできるものが
自己資金だと躊躇してしまったりします。
プロでさえも、資金によるメンタルは存在します。
個人投資家でも、売買シミュレーションやデモトレードのような
実際に自分のお金を使わない取引の場合だと
うまく利益が挙げられるという人がいます。
シミュレーションで上手くいったのを確認してから
自分のお金で本番と行きたい気持ちは分かるのですが
トレード手法は同じだったとしても
メンタルの面で、大きな違いでてきてしまうので
自己資金だと上手くいきません。
どんな投資でも、自分のお金を使って投資するというのは
気持ちの面で、変化があって当然です。
逆に言えば、机上のシミュレーションは、ほとんど意味はなく
実践においてのみ、真実があります。
セミナーでお話している内容も机上のもので
実際の取引をする際には、また違う感覚になります。
何にしても、実践あるのみ!ですね。
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