ギリシャの支援は良い借金?悪い借金?
毎日、思いついた事や、感じた事をメモしながら
投資コラムを書いているのですが、1日1つくらいは
何かしら気づきようなものがあります。
似たような内容は多いですが、意外とネタは尽きないものです。
さて、今日のコラムは、良い借金と悪い借金について。
ギリシャ問題がありますが、突き詰めれば
「良い借金と悪い借金」ではないかと思います。
借金は使い方によっては、大きな力を生み出します。
信用取引とかも借金の一種になりますが
自分の持っている資金以上のお金を使って
投資活動ができますので、一気に資産規模を拡大できるわけです。
国家の場合は、これを国債という形で発行して借金して
レバレッジを掛けることで、経済成長を促進しているわけです。
理屈としてはこの通り。
理想的に機能すれば、これは良い借金と言えます。
悪い借金というのは、消費者金融で借りてきて
服を買ったり、美味しい物を食べたり、浪費に使ってしまう事です。
誰でも分かりますが、こんなことをしてたら
すぐに破綻することは分かると思います。
これは悪い借金です。
ギリシャがしている借金は、良い借金なのか、悪い借金なのか。
そこが一つのポイントになると思います。
EUが支援しようとしているわけですが
ギリシャの人達に、贅沢な思いをさせて
その上、借金を踏み倒されたくはないわけです。
借金してもらったお金の使い道が一番のポイントになります。
国家の借金なので、色分けが難しいところではありますが
最低限必要な社会保障はあるかもしれませんが
過度な社会保障はやりすぎ(贅沢)ということになります。
今回、第3次融資として受けようとしている資金は、どう使うかというと
まずは返済が遅延しているIMFに返済して・・・
それから、もうすぐ償還が訪れるECBへ返済して・・・
これって、普通に新たに借りたお金で借金を返済するという
普通に考えて、コテコテの負のループではないかと思います。
ギリシャの話題も、国内での増税とか収入を増やす事ばかりで
追加の借入を何のために使うのか?という議論は、ほとんど聞かず
果たして意味があるんだろうか?と思うわけです。
やっぱり、お金の出口を先に考えておくというのは大事ですね。
ブログランキングに参加しています。記事を読んでいただいたら、下のバナーをポチッとご協力お願いします。
株式投資 ブログランキング